通院プログラム

精神科デイケアについて

デイケアのイメージ

精神科デイケアとは

通院医療のひとつに精神科デイケアがあります。当事者の皆様のリカバリー(回復)を目標にして、医師、看護師、作業療法士、公認心理師がチームとなって様々なプログラムを実施しています。

デイケアのプログラム

デイケアのいろんなプログラムのイメージ
他にも音楽療法士による音楽療法や調理師、栄養士による「料理教室」や栄養に関する講義などデイケアでは多様なプログラムを行っています。
健康な生活には「余暇活動」の視点も欠かせません。またバーベキューなどのイベントを実施するための「企画」やデイケア全体について話し合う「全体ミーティング」など、様々な話合いもデイケアの大切な活動になっています。
生活リズムを作ることが最初の一歩になります。回復のあり方も、その課題になることも様々です。デイケアにはスタッフだけでなく、同じように回復を目指す仲間がいます。一緒に考え活動していきましょう。
デイケアとは以下のような希望を持っている方々が、様々な活動や仲間との交流を通して、生活の仕方や自立について一緒に考え、社会参加を目指していく場です。

・規則正しい生活を身につけたい
・人付き合いがもっと上手くなりたい
・社会参加の準備をしたい
・充実した生活をおくりたい など

デイケアに参加するには

スタッフのイメージ
・原則として当院に通院されている方が、ご利用になれます。
・参加を希望される方は、主治医にご相談ください。

プログラム紹介

デイケアでは様々なプログラムを用意してリカバリー(回復)を目指しています。その一部をご紹介します

レクリエーション

運動のイメージ
バレーなどの集団スポーツを楽しみ、汗を流すことができるのもデイケアならではでしょう。「室内スポーツ」の時間ではエアロビクスが人気です。また「茶道」「華道」「書道」などに向き合うのも新たな発見があるかもしれません。「カラオケ」や「DVD鑑賞」などのレクリエーションも行っています。
「園芸」では、1年を通して屋外にある畑やプランターを使い、ジャガイモ、カボチャ、トマト、キュウリ、ナス、など様々な野菜を育てます。土づくりから収穫まで年間計画を立てています。除草、耕作作業、種まき、苗植え、水やり、収穫が主な作業です。また、収穫した野菜を料理教室で調理していただくこともあります。

心理社会的プログラム

チェックシートのイメージ
疾患や治療、社会資源などの情報提供を行っています。またその中で当事者の皆様の希望や強みを確認し、症状自己管理などのプランニングを行っています。

SST(Social Skill Training)/アサーショントレーニング

診察のイメージ
社会で生活していくには、人とのかかわりは欠くことのできないものです。対処の選択肢を増やし自分の気持ちや考えを上手に相手に伝える練習をする、プログラムです。

マインドフルネス認知行動療法

治療中、ケア中のイメージ
身体の中から起こる様々な感覚に寄り添い、現在の自分の身体の様子を「気付く」練習を行います。自分の身体状況に気付くことで、病気との付き合い方や自己管理を学びます。

Solution for Wellness(食事と運動のガイド)

食事と運動のイラスト
マニュアルを使いながら、運動不足、栄養バランスの悪化、食欲の亢進などに伴う体重増加を解消するための方法等をみんなで学びます。
健康的な生活を送るための知識を身につけます。

リカバリー(IMR:Illnes Management and Recovery)

診察のイメージ
一人一人のリカバリーを目標にして、様々な、健康になり、また健康であり続けるための知恵や工夫を学び、自分の体調や状況の把握、対処法を身に着けていきます。

費用

気付いた人のイメージ
医療費は各種保険が使えます。
自立支援医療制度など、自己負担を軽減できる制度を利用すると、一日につき0~820円になります。詳しくは、当院精神科ソーシャルワーカーにご相談ください。

デイケア実施日時

日時のイメージ
月・火・水・金・土
9:30~15:30(外来休診日はお休みです)

食事について

調理のイメージ
給食が出ます。ご負担はございません。食品アレルギーの方は事前にお申し出下さい。

セラピスト紹介(音楽療法担当)

セラピスト中井深雪(なかいみゆき)の写真

中井 深雪

(なかいみゆき)

プロフィール
NPO法人心のおしゃべり音楽工房 代表理事
日本音楽療法学会 認定音楽療法士
国立音楽大学 卒 幼児音楽教育専攻
コーラスグループ「いずみたくファミリー」元メンバー
幼稚園教諭普通免許状(一種)取得
ホームヘルパー2級課程修了
日本音楽療法学会スーパーバイザー登録

詳細はNPO法人心のおしゃべり音楽工房でご確認下さい。

 

ご家族の皆様へ

説明のする人のイメージ
回復の過程の支えとして、ご家族の皆様のご協力とご理解は欠かせません。なにかお気づきの点、ご意見等ございましたらお気軽にご相談ください。