通院プログラム

精神分析的心理療法

精神分析的心理のイメージ

葛藤や不安など自分の心と向き合って、問題について考えていく心理療法です。

自分でも気づいていない葛藤や不安が生きづらさをもたらすことがあります。精神分析的心理療法では現実問題の直接的な解決をはかるよりも、そういった生きづらさを無意識的な心の働きから理解することによって問題を整理していきます。こうした心の作業を通して自己理解を深め、対処しやすくなっていくことを目指します。

面接の中で頭に浮かんだことを自由に話していただきます。話しているといろいろなことが頭に浮かんでくるでしょう。それをお話ください。話されることに心理師も付き添い、心理師が理解したことを伝えていきます。そしてそれを聞いてどう感じたのか、何が浮かんできたのかなどをお話しいただきます。こうした心に向き合っていく作業を行っていくと、今まで気づかなかったご自身の内面への自己理解が深まり、問題が整理されていき、困っていることに対処しやすくなっていきます。

よくある質問

Q:話すことが苦手で、うまくしゃべれなくても大丈夫ですか?

医師のイメージ
A:うまくしゃべれなくても大丈夫です。「いま、ここで」感じたことや連想されたことをそのまま言葉にしていただければ大丈夫です。うまくしゃべれなかったことや、あるいはうまくしゃべれたことのどちらもその時のあなたです。そこから心理師と一緒に自己理解を深めていくという心の作業をしていきます。

Q:早く良くなりたいと思っているのですが、時間かかりますか。

説明する人のイメージ
A:早く良くなりたい、早く楽になりたいという場合は、現実問題の直接的な解決をはかる方法が向いています。精神分析的精神療法では、生きにくさを無意識的な心の働きから理解していくので、時間をかけて心に向き合う作業をしていきます。それによっていま困っていることだけでなく、その後の人生においてもさまざま問題に対処しやすくなり、生きやすくなることを目指します。