異常気象に思うこと

看護部長 永田 英樹

今年の夏は異常気象で尋常な暑さではありません。日本各地では色々な災害が起き、多数の被害が起きています。被害に合われ亡くなられた方たちもみえますが、現場では今も大変な生活を強いられている方も多く見えます。自然の力と比べれば人間の力は小さなものです。しかし、連日報道される、地元の人々やボランティアの人たちの弛まない活動やその精神には頭が下がります。
このようなことを見聞きすると思い出すのが、平成22年7月15日、この近辺にも被害をもたらした豪雨災害です。岐阜県では洪水や土砂崩れで亡くなられた方もみえました。
私はちょうど出張からこちらへ、夕方車で帰ってきましたが、小牧東インターチェンジ付近で大雨が降ってきました。運転ができないくらいの降雨だったと思います。
そのまま病院に帰り、帰宅しましたが子供が犬山駅で足止めを食っているとのことで、早速犬山駅へ向かいました。もう周りは暗く、駅へ行く道中、風雨は元より、道の横を流れる可児川の黒く濁り慌ただしく波打つ状況を見るに恐怖を覚えました。
その頃、当院でも停電や強風雨により自動扉が故障するなど、非常事態が忍び寄っていました。当日の勤務者、特に管理当直担当者は気が気ではなかったでしょう。22時過ぎ病院付近の大畔池等が増水・決壊の恐れあり、と避難勧告が出され、消防も来院し避難勧告を告げました。その後、1階の病棟は池の決壊時に浸水する恐れがあるとのことで、院長指示にて、2つの病棟の患者さんの上の階への移動が始まりました。私他職員も駆けつけました。南1病棟は介護も必要な方がみえる病棟、西1病棟は療養型の病棟でした。22時過ぎのこともあり、また、就寝薬も服用されており、特に南1病棟の患者さんは、ベッド毎の移動が大半でした。夜間なので寝具類も移動しなくてはならない事は当然のことでした。もし、停電が起きておれば、エレベーターが使えず、大変な移動になっていたと思われます。南1病棟は4階の中央ホール、西1病棟は4階のリハビリ室に避難、一晩ではありましたが、患者さんには不自由な一晩だったと思います。4時近くに避難勧告は解除されました。
今後も豪雨災害もさることながら、東海周辺での地震予告もあります。以前、平成28年4月に発生した熊本地震の被害にあわれた震源地でもある益城町にある益城病院(精神科、心療内科等:210床)の看護部長の講演を聴きました。本震はM7.3(前震はM6.5)の巨大なものでした。熊本城の崩壊を始め、各家庭、各公共施設のあらゆるところで地震の被害が出ました。益城病院一つ取っても、入院患者さんには被害はなかったものの、病院として被災してから復旧に至るまでの過程は簡単なものではありませんでした。職員が個々に萎える気持ちもありましたが、みんなで支えてモチべーションを上げ、復旧に漕ぎ着けた病院職員の協働による活動の報告がリアルな形で述べられました。
「天災は忘れたころにやってくる」、短い言葉ですが肝に銘じて、もしもの時のために、またもしもが来てしまった時のために、時々自分の心に警鐘を鳴らしたいものです。

(白帝ニュース平成30年9月)


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