低俗と冗談の間  - 診療部長 黒川 淳一 -

朝、目覚めてから時計代わりにTVを付けると連日にわたる大相撲の不祥事に始まり、政治家の方が何やらやらかしたとか、ロクなニュースがありません。コメンテーターとか称する何だか胡散臭い方々の露出にも事欠かないようで、朝からギャンギャンやりあっておられる騒音は、もはや目覚ま し時計のベルよりも無粋でさえあります。ゴシップだらけで何が本当で、どこからがマスコミがそう誘導したがっているだけなのか。情報ばかりが氾濫する中にあって、必要なものとそうでないものを選別するだけでも大変ではないかと思う今日この頃です。

さて、この白帝ニュース連載の中でも年度末に、年間を通して最もどうでもいい話題を書く係を自認しているのですが、今回もどうでもいいシリーズで筆を走らせてみました。申し訳ございませんが、今回も駄文にお付き合い下さい。

①“どうでもいい”をキーワードに据える と、
“どうでもいい映画”という話題は如何でしょうか。『アタック・オブ・ザ・キラ ー・トマト』(1978)という、そのスジでは有名な映画があります。トマトが人間を 襲うという筋立てなのですが、映像として はトマトを頭に乗せて悶絶している姿を写し取っただけの低予算映画です。そのあまりのバカバカしさに、かえって根強い支持 を取り付けています。機会があればご覧下さい。彼らは本気です。

②もう少し古いところでは『死霊の盆踊り 』(1965)というのが最低映画ではないかという評価を頂いているようです。邦題を江戸木純がつけたとかで、なかなかのセンスが光っています。闇の帝王がカンペをみながら話を進めるという、何だかよく分からない感じが最低映画たる所以でしょう。 一体どうしちゃったのでしょうか。

③江戸木というペンネームはエド・ウッド に因んでのことだそうです。このエド・ウッド、興行する映画全てがコケたため、アメリカ史上最低の映画監督という大変(不)名誉な呼ばれ方をされた、やはりそのスジでは巨匠と呼ばれる方がみえます。『プラン9・フロム・アウタースペース』『怪物の花嫁』『グレンとグレンダ』・・・どうでもいい映画ばっかりです!あまりにバカバカし過ぎて一回りしてしまい、ひょっとしたら天才なのではないかということで、 とうとうティム・バートン監督がジョニ ー・デップを主演に据えてその生涯を『エド・ウッド』(本邦初公開は1995)というガチな伝記映画にまとめてしまいました。 これがなかなか良く出来ていて、名優ベラ・ルゴシ役を演じたマーティン・ランドーがアカデミーで助演男優賞を獲得してしまったのは何かの皮肉でしょう。

④一切、赤字を出さなかったというB級映画の帝王と呼ばれたロジャー・コーマンも負けてはいません。『デス・レース2000年 』(本邦初公開は1977)がその代表作でしょうか。売れてない頃のシルヴェスター・ スタローンがコスプレ姿で頑張っています 。要するに、出来の悪い『チキチキマシン猛レース』みたいなものでしょうか。

⑤毎年アカデミー賞の発表前に、その年の 最低映画を表彰する『ゴールデンラズベリー賞』という制度があります。『イグノーベル賞 』みたいなものなのでしょう。ウイットに 富んだジョークという発想は、欧米人に見習うべきところかもしれませんね。

(白帝ニュース平成30年3月)


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